浅野いにおが好きな友人の言葉に寄せて

あの時 こうしていれば
あの日に戻れれば
あの頃の僕にはもう戻れないよ

 

 

 

最初に言っておくけど、これは負け犬の遠吠えだ。

 

昨日、第一志望の企業の面接を受けた。2月の説明会で知ってから、ずっと行けたらいいな、と思ってたところだった。正直、書類すら通ると思っていなかったので、面接に進めると知った時「これはワンチャンあるのでは?」と思ってしまった。甘かった。グループ面接の隣の人が優秀で、僕まで話に引き込まれてしまい、彼の話に頷いていたら面接はいつのまにか終了していた。面接の5時間後には不採用のメールが送られてきた。あっさりと僕の就職活動は、内定が一個も取れないまま終了した。

面接必勝法とかマナー講座とか、そういう小手先の技術ではどうにもならないような、もっと自分の根底にある性格や習慣が悪いと思えてしまって、辛いとか悲しいとか云々よりも虚無を感じた。どうにもならない、という虚無。昨日落とされた時も「そりゃそうだよな」としか思えなかった。就活をもっとちゃんとやっておけばよかった、とかももちろん思うけど、そもそも自分は社会人になれるほど成熟した人間じゃないんじゃないか、という思いが頭をもたげてくる。些細なミスは多いし、すぐいろんなことを忘れるし、話すのは下手くそだし、落ち込む時は何もできないほど落ち込むし、マナー講座とかクソ喰らえって思っちゃうし。結局のところ、自分に一番内定を出したくないのは他でもない自分自身だった。

何より、就活以外にやらなきゃいけないことが多すぎた。教育実習もそうだし、卒論もそうだし、授業とかサークルのことも、それから人間関係のこともそうだった。それはそれで得られるものはあったし、ずっと続けてきたことばかりで蔑ろにしたくなかった。それについて深く考えたことは後悔していない。ただ、自分が両立できなかっただけだ。

正直にいうと、この期間自分は何をしたかったのかよくわかっていない。きっと第一志望のところに受かっていたら「ずっとやりたかったことができる」とはしゃいでいただろうな、と思う。でも今は「本当にやりたいことは違う」と思っている。これは間違いなく逃避だってわかるけど、今は勘弁してほしい。

何が正解かなんて誰にも分からない。それを他人に押し付けられる筋合いはない。とにかく僕は自分の中の理想を追い求めたい。追い求めたすぎて訳の分からないことになっている。やりたいことは両手でも片付けられないほどたくさんあって、それを全て叶えようとすると人生を10周しても叶えきれない。でも、DQNがよく言ってるように、残念ながら人生は一度きりしかない。これは悲しいことだ。

だからこそ、僕らは葛藤するんだろうな、と思う。かっこ悪くてつまんない大人になんかなりたくない。ならない方法があるなら教えてほしい。どうすればいいんだ。僕は僕として生きたい。僕はあの人みたいにかっこいい人になりたい。…ああ、この2つの欲望ですら矛盾していて笑える。

兎にも角にも、僕の就職活動は絶賛大失敗中だけど、今が底のようには思えない。だって苦しいと思った時期はこれまでにいくつもあったけど、今はなんとか呼吸をしている。それだけでも褒め称えてほしい。

就職活動が失敗したので、大学一年生の春にこの大学、この学部で一番やりたかったことをちょっとやってみようかな、と思う。もうすでに失敗しきっているので、それが失敗したって、どうってことはない。明日から頑張るぞ。

タイトルの友人とは、実は一回しか飲みに行ったことがないけど、SNSを見てると考え方がかなり似てるんじゃないかと勝手に思ってるし、勝手にこんなブログを書いている。ああ、もう一回、とは言わず何回か遊びに行けたらいいな。西荻窪に行きたいんだ。事情はよく知らないけど、お互い頑張ろう。もちろん現在進行形で頑張ってる全ての人たちも。なんとか頑張っていこう。

全然まとまっていないクソみたいな文章だけど、最後に僕の好きな漫画で締めくくりたいと思う。

 

f:id:jinrui-9415:20190617012345j:imagef:id:jinrui-9415:20190617012351j:image